中国で携帯電話の使用が禁止される場所とは?

中国で携帯電話の使用が厳禁されている場所があります。いつでもどこでも気にせずに携帯電話を使用する中国人が、一様に携帯電話の使用禁止を声高に主張し始める場所とは? 中国で携帯電話の使用が禁止される意外とも言える場所に関する現場コラムです。
■1. どこでも携帯で話すのが中国式
ここ中国では、公共の移動機関の中、たとえば、新幹線の座席や飛行機の座席でも携帯で話す人がむしろ一般的です。周りの乗客もさほど気にもしません。
中国人は、飛行機が着陸したまさにその瞬間には携帯電話の電源を入れ始めます。中には着陸する前から電源を入れ始め、電波が入り次第すぐに話し始める人もいます。しかし、つわものはさらに上を行きます。離陸後、どこまでなら電波が届くのかと挑戦するかのごとく、離陸後も携帯電話で話し続ける人がいるのです。周りにでその様子を見ていると、結構、電波は届くものだなと感心しそうになります。
■2. 携帯禁止の意外な場所
そういった携帯電話の使用環境下にある中国人でも、一様に携帯電話の使用を中止する場所があります。もし知らずに携帯電話を使用していると、周りの中国人が一斉に注意を始める場所、それは……ガソリンスタンドです。
中国人の多くは、ガソリンスタンドでの携帯電話使用は絶対に禁止。なぜなら、非常に危険な行為だからと頑なに信じています。同じ電波を発するなら、飛行機の中なども危険ではないかと思うのですが、飛行機の中ではなかなか携帯電話の使用をやめようとはしない中国人でも、ガソリンスタンドでだけは、頑なに携帯電話を使用してはならない、周りにも使用させてはならないと注意をし始めるのです。
中国人の友人:「携帯電話を使うと静電気が発生するかも知れない。ガソリンスタンドで携帯電話を使うと、ガソリンに静電気の影響で引火し、爆発するかも知れない。自分の身を守るためにも、中国人はガソリンスタンドでの携帯電話使用の禁止をやかましく言うんだよ」
中国では、ガソリンスタンドで喫煙している人には注意はしなくとも、携帯電話の使用は厳しく注意されることとなります。以上(執筆者:奥北 秀嗣 提供:中国ビジネスヘッドライン)
中国で携帯電話の使用が厳禁されている場所があります。いつでもどこでも気にせずに携帯電話を使用する中国人が、一様に携帯電話の使用禁止を声高に主張し始める場所とは? 中国で携帯電話の使用が禁止される意外とも言える場所に関する現場コラムです。
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2015-01-23 10:30