日経平均は182円高と大幅続伸、終値で1万7500円台回復
22日の日経平均株価は前日比182円73銭高の1万7511円75銭と大幅に続伸して取引を終えた。
ECB(欧州中央銀行)が量的金融緩和の導入を発表したことで欧米株が急伸。日本市場でもリスクオンの流れを引き継ぎ、朝方に日経平均は上げ幅を一時200円超に拡大した。追加の手掛かり材料難で買い一巡後は伸び悩む場面もあったが、日経平均は終値ベースで1万7500円台を回復し、14年12月29日以来の高値を付けた。
個別では、15年3月期業績予想を上方修正した安川電機 <6506> が高く、中国で電子書籍提供事業を提携すると発表したイーブックイニシアティブジャパン <3658> も堅調。出資会社の有機EL量産が報じられ、ソニー <6758> は昨年来高値を更新した。ソフトバンクモバイルなど4社の統合を発表したソフトバンク <9984> も物色された。船舶事故の裁判で逆転勝訴した第一中央汽船 <9132> も急騰。
産業用ニッケル水素電池で米国参入と伝わったFDK <6955> 、株主優待制度の新設を発表したSFPダイニング <3198> なども買いが優勢となった。
半面、15年6月期業績予想を下方修正したボルテージ <3639> は昨年来安値を更新。1月度既存店で減収となった西松屋チェーン <7545> も売りが先行した。「クロネコメール便」の廃止を発表したヤマトホールディングス <9064> もさえない。(編集担当:宮川子平)
22日の日経平均株価は前日比182円73銭高の1万7511円75銭と大幅に続伸して取引を終えた。
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2015-01-23 15:00