「カラシニコフ」米国国内で生産へ・・・・ロシア制裁で輸入困難に

米ペンシルバニア州の本拠地を置く、RWC(Russian Weapon Company)はこのほど、米国内でAK-47自動小銃、通称カラシニコフを生産する考えであることを明らかにした。米国の対ロシア経済制裁で輸入ができなくなったためという。ロシアメディアなどが報じた。
ウクライナ問題を理由に米国がロシア制裁を始めたため、米国では2014年7月からロシア製武器の輸入が出来なくなったという。また、ロシアのカラシニコフ製造会社にも連絡が取れなくなった。AK-47は在庫を確保しておいたが、米国内では品不足が続くようになった。そのため2015年4月から、米国内で生産する考えを決めたという。
RWCは、AK-47の米国における商標権は同社が持っていると説明した。
AK-47はロシアの銃器設計者であるミハイル・カラシニコフ氏(1919-2013年)が設計し、ソ連軍の1947年に制式採用された銃。AK-47は「1947年式カラシニコフ自動小銃」の意だ。開発には、第二次世界大戦後にソ連に抑留されたドイツの銃技術者のフーゴ・シュマイサー氏のアドバイスがあったとされる。
AK-47は、自動小銃として、信頼性と耐久性が極めて高い。加工精度が多少悪くても、実用できる銃が作れる。さらに、銃の扱いに慣れていない者も数時間から数日の訓練で、扱えるようになるとされる。
そのため、開発途上国で大量のコピー品が作られ、内戦やテロ、犯罪を助長したとの批判がある。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)
米ペンシルバニア州の本拠地を置く、RWC(Russian Weapon Company)はこのほど、米国内でAK-47自動小銃、通称カラシニコフを生産する考えであることを明らかにした。米国の対ロシア経済制裁で輸入ができなくなったためという。ロシアメディアなどが報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-01-26 16:00