川崎近海汽船はここから中期で6割高狙える、近海、内航とも好環境で利益増額と増配
川崎近海汽船 <9179> (東2)の月足チャートが有望である。派手さはないが、中期投資なら320円前後から6割高が十分に見込めるだろう。
特に、今3月期を増額修正するなど業績好調で配当利回り、PERなどからの割安が顕著である。今期の営業利益を17億5000万円から18億5000万円へ、1株利益も34.0円を39.1円へ、それぞれ増額修正した。配当も1円増配して年9円とする予定である。
22日の終値321円は利回り2.8%、PERで8.2倍にすぎない。では、なぜ割安に放置されているのか。それは、海運株全般が欧州経済停滞等の影響から冴えない相場となっているためといえる。
しかし、同社の場合、増額修正に進むほど事業環境はよい。元気の良いアジアと日本を結び「近海部門」と、東日本復興に関連したセメント、材木関連等の「内航部門」を持ち、共に好調なためである。しかも、今後とも繁忙が予想される。
月足チャートでは、中国のオリンピック及び上海万博ブームのときの2007年7月に1017円の高値をつけている。今回、そこまでのブームではないとしても東南アジア地域での経済活発と、これから国内で建設投資増加を見込めば事業環境は明るいといえる。長期に亘る250円を挟んだモミ合いをまもなく上放れることが期待されるチャートだけに好利回りから3月の配当取り狙いでの中期投資がよいだろう。決算発表の5月頃には500円相場へ居所を変えているものとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
川崎近海汽船<9179>(東2)の月足チャートが有望である。派手さはないが、中期投資なら320円前後から6割高が十分に見込めるだろう。
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2014-01-23 09:30