【本日注目の通貨ペア】ユーロ/円:ギリシャの先行き不安は一服するか

 ユーロ/円は先週、欧州中銀(ECB)の追加緩和やギリシャの総選挙で反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)が勝利し、緊縮策がストップするのでは、との不安から大きく値を下げた。週明けの東京市場では、一時130.148円と、2013年9月以来の安値を付けた。  ギリシャの総選挙は市場予想通りSYRIZAの圧勝となった。すでに中道右派の「独立ギリシャ人」と連立を組む事が決まっている。独立ギリシャ人も反緊縮派で、かつ欧州懐疑主義的と言われている。この連立協議の流れの中で、ギリシャの財政健全化が著しく遅れ、欧州からの支援の継続が困難と意識されれば、再度ユーロ売りが強まる可能性がある。今朝の安値、そして130円を割り込めば、2013年8月安値127.968円まで下げ余地が拡大する。ギリシャ不安を背景とするユーロ売りがまだ続くのか、本日はそのムードを確認する上で重要な日と言えそうだ。  なお、ツィプラス党首他、新政権が欧州に対して一定の歩み寄りを見せそうだという楽観的なムードが拡がった場合、東京市場中に跳ね返された132.00円を突破すると見る。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ユーロ/円は先週、欧州中銀(ECB)の追加緩和やギリシャの総選挙で反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)が勝利し、緊縮策がストップするのでは、との不安から大きく値を下げた。週明けの東京市場では、一時130.148円と、2013年9月以来の安値を付けた。
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2015-01-26 18:00