東電が朝方に買われる、無利子融資枠の拡大など好感

  東京電力 <9501> が16日の寄り付き直後に27円高の546円まで急騰。その後は前週末の終値まで戻したものの、再度上値をうかがっている。前場終値は10円高の529円。   14日付の日本経済新聞が、政府による東電向けの無利子融資枠が5兆円から9-10兆円に拡大されると報じている。   報道によれば、除染や中間貯蔵施設の費用を国が一部負担することで復興や除染の遅れを防ぎ、原子力損害賠償支援機構による東電株の売却費用などがその費用に充てられる。また、東電の無利子融資枠を大幅に拡大し、除染負担などを減らすことで財務を安定化させ、電力安定供給を最優先させる方針という。   東電の年初来高値は、5月21日に付けた841円。(編集担当:片岡利文)
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2013-12-16 11:30