日経平均は299円高で取引終了、安心感広がり大幅反発
27日の日経平均株価は前日比299円78銭高の1万7768円30銭と大幅反発。ギリシャ総選挙で緊縮財政に反対する野党が勝利したものの、前日の欧米株式市場の反応が限定的だったため、日本市場では安心感が広がった。買い一巡後は高値圏でもみ合ったが、引けにかけて上げ基調を強め、ほぼ高値で取引を終えた。
個別では、ナノセルロースを高分散したポリオレフィン樹脂の開発に成功した中越パルプ工業 <3877> がストップ高。15年3月期業績予想を上方修正したユアテック <1934> は昨年来高値を更新した。15年6月期業績予想を上方修正した鈴木 <6785> も高い。一部商品の値上げを発表した明治ホールディングス <2269> が急伸し、森永乳業 <2264> にも連想買いが入った。
半面、14年12月期業績予想を下方修正したノバレーゼ <2128> は下落した。15年3月期第3四半期で会社計画に届かなかったKOA <6999> も売りが先行。15年3月期第3四半期で赤字転落の日本アビオニクス <6946> も軟調推移となった。(編集担当:宮川子平)
27日の日経平均株価は前日比299円78銭高の1万7768円30銭と大幅反発。
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2015-01-27 15:00