サムスンの中国市場は「敗走」が確定的!?・・・「努力が見られない」=中国メディア

中国メディアの中国経営網は22日、中国電子信息産業発展研究院がこのほど発表したデータとして、2014年10月時点におけるサムスンの中国スマホ市場におけるシェアは13.7%にとどまったと伝え、「サムスンの中国市場における敗走は確定か?」と論じた。
記事は、サムスンが中国スマホ市場で今なおシェア1位であると紹介する一方、シェア2位の聯想(レノボ)との差はわずか3%にまで縮まり、さらに米アップルや中国の華為技術(ファーウェイ)なども追尾している状況にあると紹介した。
さらに、サムスンにとって中国スマホ市場は米国に次ぐ巨大市場であるとしながらも、アップルが2014年9月にこれまでのモデルよりディスプレイのサイズを大きくしたiPhone 6およびiPhone 6 Plusを発売したことがサムスンのスマホ事業に大きな打撃を与えたと論じた。
また、中国のローエンドスマホ市場では、中国メーカーが品質とデザインを向上させ続けているとし、それにともなってサムスンのシェアも侵食されていると紹介。さらに、中国メーカーがアンドロイドのユーザーインターフェースを改善し続け、多くのアプリを開発し続けているのと対照的に、「サムスンには努力が見られない」と主張した。
さらに、努力が見られないそればかりか、中国で同社のスマートフォンであるGalaxy Note 3を発売後わずか1週間で500元(約9500円)も値下げしたことは、発売直後に購入したユーザーを失望させるものだったと論じた。
続けて記事は、中国市場においてハイエンド、ローエンド市場のいずれにおいても強みを見出だせず、ローカライズ(現地化)が不十分であること、サムスンの全体の利益に占める中国スマホ市場の割合が低下していることなどを指摘したうえで「サムスンの中国市場における敗走は確定的であり、もはや時間の問題だ」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Francis Dean/123RF.COM)
中国メディアの中国経営網は22日、中国電子信息産業発展研究院がこのほど発表したデータとして、2014年10月時点におけるサムスンの中国スマホ市場におけるシェアは13.7%にとどまったと伝え、「サムスンの中国市場における敗走は確定か?」と論じた。(イメージ写真提供:(C) Francis Dean/123RF.COM)
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2015-01-27 15:15