興研、加工性が高い銅系のゲル状抗菌剤を開発
興研 <7963> は27日引け後、銅系抗菌剤「イマディーズ」を開発したと発表した。「銅」と「乳酸」を独自の製法で反応させた混合物で、高い抗菌作用、防カビ性、抗ウイルス性を持つ。
一般的な無機系抗菌剤は粉末状が主流だが、「イマディーズ」はゲル状の固体で、軟化点は50-70度と低い。常温でもアルコール類に溶解するほか、エマルション化で安定的に水に分散させることも可能。繊維・ゴム・プラスチックへの塗布などによるコーティングや原材料への練り込みなど加工性が非常に高い。
興研は抗菌性能を付加したマスクや保護衣など感染対策やパンデミック対策製品への応用や、ヘルス分野での自社製品開発のほか、外販および提携、ライセンシングなどによる素材提供も検討している。
27日終値は3円高の1640円。(編集担当:宮川子平)
興研(7963)は27日引け後、銅系抗菌剤「イマディーズ」を開発したと発表した。
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2015-01-27 21:45