日経平均は152円安で寄り付く、米国株安や円高進行を嫌気
28日の日経平均株価は前日比152円37銭安の1万7615円93銭で寄り付いた。米国市場でNYダウが300ドル近く下落したことから、日本市場でも売りが優勢となった。弱い経済指標や米キャタピラーの決算が嫌気された。1ドル=118円前後とやや円高が進んだことも重し。
個別では、コマツ <6301> 、日立建機 <6305> などが軟調に推移している。15年3月期第3四半期で2ケタ減収減益の松井証券 <8628> もさえない。同じく第3四半期で2ケタ営業減益の栄研化学 <4549> も売りが先行している。第3四半期で営業益42.9%減のムラキ <7477> も安い。国内証券による投資判断の引き下げが観測された東京製鉄 <5423> も下落した。
半面、15年3月期業績予想を上方修正した九電工 <1959> や中国電力 <9504> は買われている。15年12月期で増収増益を計画したキヤノンマーケティングジャパン <8060> も堅調。15年3月期で純利益17倍と報じられたツガミ <6101> も物色された。中越パルプ工業 <3877> も連日で買いを集めている。(編集担当:宮川子平)
28日の日経平均株価は前日比152円37銭安の1万7615円93銭で寄り付いた。
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2015-01-28 09:15