中国高速鉄道が成し遂げた「数々の世界一」・・・わずか10年で=中国メディア

中国メディアの新華社は1月25日、中国の高速鉄道はわずか10年間で世界の高速鉄道をリードする存在になったと主張し、10年で成し遂げた複数の「世界一」について紹介する記事を掲載した。
記事がまず1つ目に挙げたのは「営業距離」だ。2014年の年末時点での鉄道における総営業距離は11万キロメートルを超えたと紹介し、そのうち高速鉄道の営業距離は1万6000キロメートルで「疑いようのない世界一」と主張した。
次に挙げた2つ目の世界一は「建設速度」だ。中国が高速鉄道の技術を他国から導入・消化し、独自のイノベーションの道を歩み始めたのは2004年だったと紹介。わずか10年で広大な国土内に高速鉄道網を構築したことを挙げ、「15年末には高速鉄道の営業距離は1万8000キロメートルにまで拡大する予定」と胸を張った。
さらに、3つ目、4つ目の世界一として、2010年12月3日に高速鉄道のテスト走行で最高時速486.1キロメートルを記録したこと、さらに中国の鉄道車両製造大手の中国南車が製造した高速鉄道車両が実験段階での試験走行で最高時速605キロメートルを記録したことを挙げた。
また記事は、中国高速鉄道の輸送客数についても「世界一」だとし、開業当初は利用客数が伸びるか懸念されていたとしつつも、北京と天津を結ぶ京津高速鉄道や、北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道などは「席の予約が取れないケースもあるほど」と紹介。14年における高速鉄道の輸送客数は8億人を超えたとし、特に京滬高速鉄道は1億人以上に達し、「もっとも利用客数が多い路線となった」と伝えた。(編集担当:村山健二)(写真は新華社の25日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの新華社は1月25日、中国の高速鉄道はわずか10年間で世界の高速鉄道をリードする存在になったと主張し、10年で成し遂げた複数の「世界一」について紹介する記事を掲載した。(写真は新華社の25日付報道の画面キャプチャ)
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2015-01-28 12:30