日経平均は27円高と続伸、先物主導で切り返すも終盤失速
28日の日経平均株価は前日比27円43銭高の1万7795円73銭と続伸して取引を終えた。米国株安を嫌気した売りが先行したものの、円の弱含みを背景に売り一巡後は下げ幅を縮小した。GLOBEX(米株価指数先物)の上昇に加え、先物への断続的な買いが観測されて切り返し、日経平均は一時1万7800円台を回復したが、終盤に失速した。
業種別では、空運株、海運株、パルプ・紙株、電力・ガス株などが値上がり率上位となるなど、原油安メリット株への物色が目立った。
個別では、15年3月期業績予想を上方修正した九電工 <1959> や利益見通しを引き上げた中国電力 <9504> などが買われ、15年3月期の純利益予想や配当予想を上方修正したSMK <6798> も高い。石井工作研究所 <6314> はモバイルクリエイト <3669> による株式取得が好感されてストップ高を演じた。スマートフォン向けゲームの勧告配信を発表したアエリア <3758> もストップ高を付けている。
半面、15年3月期業績予想を上方修正したものの、市場コンセンサスに届かなかった日立国際電気 <6756> は売りが先行。震災復旧舗装工事で談合と報じられた前田道路 <1883> やNIPPO <1881> も下げ足を速めた。15年3月期第3四半期で営業益2ケタ減の栄研化学 <4549> も軟調。(編集担当:宮川子平)
28日の日経平均株価は前日比27円43銭高の1万7795円73銭と続伸して取引を終えた。
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2015-01-28 15:00