「中国産のコメ、汚染が深刻」・・・日本産を買い求める中国人=中国メディア

中国メディアの環球網はオーストラリアメディアのシドニー・モーニング・ヘラルドを引用し、国内産のコメの汚染を懸念した中国人が「粉ミルクやニュージランド産ミルクに続き、日本産のコメを買い求め始めている」と伝えた。
記事は、日本の全国農業協同組合のデータを引用し、2013年に中国が日本から輸入したコメの数量が前年比の3倍以上に達したことを紹介し、「中国人消費者の自国産の食糧に対する信頼が低下していることを示すもの」と論じた。
さらに、中国最大のネット通販サイトである淘宝網(タオバオワン)で日本産のコメを販売している業者の話として「中国の農家は皆、農薬を使用しているうえ、日本のコメは中国産のように重金属汚染の心配がない」と伝えた。
続けて、中国では土壌や水質が深刻な水準まで汚染されているとし、多くの中国人は安価で安全なタイ米を購入していたと紹介。さらに、中国産のコメが1キロあたり7.5元(約142円)で販売されているのに対し、日本産のコメは1キロあたり74元(約1400円)と、一般の中国人にとって決して安くはないと指摘する一方、それでも日本産のコメに対する需要が急増しているとの見方を示した。
さらに記事は、中国人消費者の需要が伸びるにつれ、日本産のコメを取り扱うネット通販サイトが増えていることを紹介し、中国人消費者の声として「ベトナムやタイ、日本のコメは国内産のコメに比べて安全で、汚染も少ない」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの環球網はオーストラリアメディアのシドニー・モーニング・ヘラルドを引用し、国内産のコメの汚染を懸念した中国人が「粉ミルクやニュージランド産ミルクに続き、日本産のコメを買い求め始めている」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-01-28 15:30