富士フイルム、15年3月期業績・配当予想の上方修正と自社株買いを発表
富士フイルムホールディングス <4901> が28日引け後、15年3月期業績予想の上方修正を発表し、売上高を2兆4600億円から2兆4800億円(前期比1.6%増)、営業利益を1600億円から1700億円(同20.7%増)、純利益を850億円から1100億円(同35.8%増)に引き上げた。期末配当予想も25円から35円に増額し、年間では60円(前期は記念配当10円を含む50円)とした。
円安に加えて、インスタントカメラの販売好調や、デジタルカメラの高級機シフトなどによる収益の改善が進んだため、従来計画を上回る見通し。また、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J・TEC) <7774> の連結子会社化による評価益212億円を営業外収益として計上している。
28日は自己株式取得も発表した。取得株式総数は上限1600万株(発行済株式総数の3.3%)、取得価額総額は上限500億円。取得期間は1月29日-7月31日。
なお、第3四半期の売上高は前年同期比2.3%増の1兆8151億6600万円、営業利益は同24.9%増の1244億2500万円、純利益は同50.2%増の938億6300万円だった。
富士フイルムの28日終値は10円高の3836円。(編集担当:宮川子平)
富士フイルムホールディングス(4901)が28日引け後、15年3月期業績予想の上方修正を発表した。
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2015-01-28 21:30