日本企業の頑強な「生命力」! 保ち続ける要素とは=中国メディア

中国メディアの計世網は28日、「メイド・イン・ジャパン」は高品質の代名詞だとし、日本製品の特徴として品質に優れ、精緻で外観も美しく、環境にも優しいなどと主張しつつ、「日本企業が長期間にわたって強い“生命力”を維持できる」理由を考察する記事を掲載した。
記事は、日本には中国をはじめ世界で知られる企業が複数存在することを指摘したほか、100年以上も存続する企業も数多く存在すると指摘し、「日本企業はいかにして頑強な“生命力”を維持し続けているのだろうか」と疑問を呈したうえで、日本企業が「強い“生命力”を維持できる」理由として複数の要素を挙げた。
1つ目の要素として「まじめで気配りのできる仕事ぶり」を挙げ、日本の企業には整備された社内管理制度があるうえ、日本人は規則を尊重し、規則を遵守できると指摘。社長から一般社員までが会社のルールに則って仕事を行っているほか、日本企業は仕事の計画性もあると指摘。中国人からすれば「愚か」に見えるほど規則に対して徹底できることが今日の高品質で精緻な日本製品を生み出したと論じた。
また2つ目の要素として、日本人の勤勉さを挙げ、「仕事を第一に考える日本人の勤勉ぶりは世界に知られるところだ」と指摘。「日本人は仕事を人生の本質であるかのように捉えており、会社を自身の拠り所とし、こつこつと一生を仕事に捧げる」と伝えた。さらに中国に進出している日本企業でも、日本人は夜遅くまで残業を行っているとし、「日本人は仕事を“神聖な使命”と考えているようだ」と指摘した。
続けて記事は、長きにわたって生存できる日本企業が多いのは「彼らの改善を続ける精神と切り離して考えることは出来ない」とし、生き残れる日本企業は品質向上やコスト低減、職場環境の改善などに取り組み続けていることを紹介。なかには専門のプロジェクトチームを立ち上げ、コスト管理や品質管理を継続して行っている企業も少なく無いとし、こうした複数の要素があいまってこそ「日本企業は強い生命力を維持できる」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの計世網は28日、「メイド・イン・ジャパン」は高品質の代名詞だとし、「日本企業が長期間にわたって強い生命力を維持できる」理由を考察する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-01-28 18:15