「海賊版」が多すぎる!・・・中国の「ECサイト」で売られている商品の実態=中国メディア

中国メディアの中国中央電視台は25日、中国国家工商総局がこのほど、中国のネット通販サイトで販売されている商品や出店業者に対する抜き打ち検査を実施したことを紹介し、中国最大のネット通販サイト「淘宝(タオバオ)」で販売されていた「サムスン」と謳(うた)った製品について、抜き打ち検査の対象となった製品はすべて偽物だったと伝えた。
記事は、中国の中央銀行である中国人民銀行の発表として、2014年上半期における中国のネット通販利用者は3億5000万人に達したことを紹介し、1人あたりの平均消費額は3000元(約5万7000円)を超えたと報じた。
しかし、中国のネット上では海賊版などの偽物が広く流通しており、抜き打ち検査を行った9つのネット通販サイトのうち7サイトで海賊版または品質的に問題のある製品が販売されていたと紹介。「ネット通販サイトの多くが、自社で販売している製品は品質検査で合格した製品であり、正規ルートで仕入れたなどと謳っているにもかかわらず、実際はその多くが海賊品(海賊版)だった」と伝えた。
さらに、国家工商総局が抜き打ち検査の対象としてネット通販で購入した7台のスマートフォンのうち、5台が海賊版だったと伝え、海賊版だった5台のうち4台は中国最大のネット通販サイト「淘宝」で購入したものだったと紹介。その際、淘宝で購入した「サムスン」と謳った商品についてはいずれもが偽物だったとした。
続けて、抜き打ち検査の対象となった淘宝の出店業者が1780元(約3万4000円)で販売していたサムスンのスマートフォンは海賊版であるにもかかわらず、正規品より300元(約5700円)しか安くなかったとし、「消費者は正規品と同等の金額を支払って海賊版を使用していることが分かった」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中国中央電視台は25日、中国国家工商総局がこのほど、中国のネット通販サイトに対する抜き打ち検査を実施したことを紹介した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-01-28 18:15