[ベトナム株]イオン、地場スーパーマーケット2社と業務提携

  イオンは27日、地場スーパーマーケットチェーンのフィビマート(Fivimart)及びシティマート(Citimart)との間で、資本・業務提携に合意したことを発表した。2社との資本・業務提携は、ベトナムにおけるイオングループの強固な事業基盤構築を目的とするもの。   フィビマートとの合意日は2014年11月27日、シティマートとの合意日は2014年1月23日。業務提携の内容は、◇地域小売情報の提供及び商品調達に関する情報交換、◇GMS・CVS業態に即した商品の共同開発、◇SM事業運営及びIT・物流システムなどに関するノウハウの提供、◇人材育成・教育システムに関する情報提供、◇「安全・安心」の品質管理体制をもとにした商品調達及び商品開発の共同構築、◇イオンの総合金融事業との連携など。   フィビマートはハノイ市に20店舗を展開し、地域密着経営を掲げて生鮮食品や加工品など地域のニーズに即した商品を揃えるほか、炒め物や煮物などの献立に合わせたセット商品の提案といった商品企画力を強みとしている。   また、シティマートはホーチミン市を中心に27店舗を展開。生鮮食品の鮮度の良さや量り売り、多種類のカットフルーツなど、きめ細かい品揃えを強みとしている。なお、シティマートは2014年11月、イオンとの業務提携に伴い「イオン・シティマート」に生まれ変わり、2025年までに500店舗の展開を目指している。   イオングループは中期経営計画(2014~2016年度)の中で「アジアシフト」を掲げ、ASEAN諸国及び中国においてグループ一体となった成長戦略を推進している。ベトナムでは、2008年からイオンフィナンシャルサービスが日系企業初となる割賦販売事業を展開し、2011年末からはコンビニエンスストアのミニストップがエリアフランチャイズで出店。2014年1月にはホーチミン市にベトナム最大級のショッピングモール「イオンモール・タンフーセラドン」を、同年11月には東南部ビンズオン省に2号店「イオンモール・ビンズオンキャナリー」を相次いで出店し、2015年にはハノイ市で3号店の開業を予定している。(情報提供:VERAC)
イオンは27日、地場スーパーマーケットチェーンのフィビマート(Fivimart)及びシティマート(Citimart)との間で、資本・業務提携に合意したことを発表した。2社との資本・業務提携は、ベトナムにおけるイオングループの強固な事業基盤構築を目的とするもの。
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2015-01-28 17:45