日経平均は128円安スタート、米国株安と円高進行で売り先行
29日の日経平均株価は前日比128円82銭安の1万7666円91銭で寄り付いた。FOMC(米連邦公開市場委員会)の声明を嫌気した米国株安に連動し、国内市場も下落してスタート。ドル・円の円高進行も下押し材料となっている。ただ、足元で本格化する決算発表では堅調な結果が目立つだけに、売り一巡後は押し目買いが入るかが注目される。
個別では、民事再生法適用を申請したスカイマーク <9204> が売り気配。原油安で通期の業績予想を下方修正した昭和シェル石油 <5002> や、第3四半期の営業利益が4.1%減となった日立建機 <6305> も売られている。今期の営業利益予想を従来から半減した任天堂 <7974> や、国内証券が投資判断を引き下げたコマツ <6301> も売られている。
半面、第1四半期は営業益46%増となったコロプラ <3668> や、コロプラと「白猫プロジェクト」の中国配信で契約を結んだgumi <3903> などが上昇。第3四半期決算と自社株買いを発表した青山商事 <8219> や、外資系証券が新規買い推奨としたイリソ電子工業 <6908> 、日本セラミック <6929> なども高い。(編集担当:松浦直角)
29日の日経平均株価は前日比128円82銭安の1万7666円91銭で寄り付いた。
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2015-01-29 09:00