任天堂は続急落、１５年３月期業績予想の修正を嫌気

　任天堂 <7974> は続急落し、午前９時１６分に７６５円安（６．２１％安）の１万１５３５円を付けた。２８日引け後に１５年３月期業績予想の売上高および営業利益を下方修正したことが嫌気された。 　売上高を５９００億円から５５００億円（前期比３．８％減）、営業利益を４００億円から２００億円（前期は４６４億円の赤字）に見直している。欧米市場で携帯型ゲーム機「ニンテンドー３ＤＳ」の販売が伸びず、今期の世界販売計画も「ニンテンドー３ＤＳ」本体を９００万台（従来計画は１２００万台）、ソフトを６１００万本（同６７００万本）に引き下げた。 　円安が進んだことから為替差益が発生し、純利益予想は２００億円から３００億円（同２３２億円の赤字）に増額、期末一括配当も１２０円から１３０円（前期は１００円）に引き上げたが、市場の反応は薄い。（編集担当：宮川子平）