コマツが急落で下値めどを割る、第3四半期は営業利益が市場予想下ブレ
コマツ <6301> が急落。前場に217円安(8.39%安)の2370円まで売られ、直近の下値めどとされる16日の安値2423円を割り込んだ。28日引け後に決算を発表している。
15年3月期第3四半期(累計)は、売上高1兆4366億2500万円(前年同期比3.4%増)、営業利益1818億9700万円(同9.8%増)と増収増益で着地。ただ、10-12月期の営業利益は562億3800万円で市場予想の約680億円を下回っており、投資家の落胆を誘う結果となった。
野村証券では決算発表を受けて、投資判断を「バイ(買い)」から「ニュートラル(中立)」に引き下げ。株価のアウトパフォームは当面困難と判断したようだ。
くわえて、米建機大手キャタピラーが低調な決算を背景に急落したことも、国内建機銘柄の連れ安につながっている。日立建機 <6305> も28日引け後に発表した減益決算が嫌気され、一時252円安(10.13%安)の2236円まで売られた。(編集担当:松浦直角)
コマツが急落。
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2015-01-29 12:15