日本を訪れる中国人観光客 なぜ大幅に増える?=中国メディア

 中国メディアの人民網は27日、2014年に日本を訪れた中国人外客数は220万人を超え、伸び幅は82%に達したとし、「日本を訪れる中国人(外客数)はなぜ大きく伸びているのか」と論じる記事を掲載した。  記事は、日本を訪れる外国人観光客の国・地域別順位で、中国は第3位になったことを紹介し、中国旅游研究院国際所の蒋依依副所長の話として「2013年に日本円は人民元に対して20%も下落し、14年にはさらに10-12%ほど下落した」と指摘。つまり円安前に比べて、日本でショッピングをする際に必要となるお金が70-80%になったことと同じであり、中国人観光客の消費力が2-3割上昇したことと同じだと伝えた。  さらに、19日に日本が中国人観光客に発給する数次査証(ビザ)の有効期限を5年に延長したことを紹介し、日本政府観光局の関係者の話として「ビザ発給要件の緩和は当然の流れであり、今回の緩和は将来におけるさらなる緩和にむけての布石になるかも知れない」と述べたことを紹介した。  続けて、蒋依依副所長が日本を訪れる中国人観光客が増えているのは「日本が免税対象品目を拡大したことも1つの要因だ」と述べたことを紹介し、化粧品や食品といった消耗品も免税対象となったことを指摘。同時に免税手続きが簡素化し、購入後すぐに免税となることも観光客にとってはショッピング時の利便性向上につながったと論じた。  また記事は、日本政府観光局の関係者が「日本は外国人観光客に質の高いサービスを提供している」と胸を張ったことを紹介し、日本人の細やかな気配りによるサービスやおもてなしも中国人観光客を増やす要因の1つであると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Olga Besnard/123RF.COM)
中国メディアの人民網は27日、2014年に日本を訪れた中国人外客数は220万人を超え、伸び幅は82%に達したとし、「日本を訪れる中国人はなぜ大きく伸びているのか」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C) Olga Besnard/123RF.COM)
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2015-01-29 14:00