日経平均終値は189円安と大幅反落、押し目買いは続かず後場急落
29日の日経平均株価は、前日比189円51銭安の1万7606円22銭と3営業日ぶりに反落。押し目を狙う動きは続かず、後場に入って売り崩される展開となった。朝方は米国株安の流れを引き継ぎ100円超の下落で始まったものの、国内の景況感や企業業績は堅調とあって下げ幅を縮小。前場は21円安まで戻して取引を終えたが、後場に入ると改めて下落基調に転換。午後2時過ぎには円安の一服感や先物への断続的な売りから急速に下げ幅を拡大した。
個別では、第3四半期の営業利益が市場予想下ブレとなったコマツ <6301> や、15年3月期の純利益予想を3割減とした東芝テック <6588> などが下落。今期業績予想の修正が嫌気された任天堂 <7974> や、業績予想を増額修正するも外資系証券から「力不足」と評価された日本航空電子工業 <6807> も売られた。
一方、15年3月期の業績予想を上方修正した川崎重工業 <7012> や、15年12月期はコア営業利益10%増を予想した中外製薬 <4519> などは上昇。株主還元方針などが好感された青山商事 <8219> や、第1四半期決算や自社株買いが材料視されたコロプラ <3668> も買われた。
なお、民事再生法の申請・受理で3月1日付上場廃止となるスカイマーク <9204> はストップ安で引けた。
業種別では、海運、その他製品、機械などが下落。一方、空運、医薬品、小売りは上昇した。(編集担当:松浦直角)
29日の日経平均株価は、前日比189円51銭安の1万7606円22銭と3営業日ぶりに反落。
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2015-01-29 15:00