【本日注目の通貨ペア】南アランド/円:広がる中銀の選択肢
本日は南アフリカで金融政策の発表が予定されており、事前予想では政策金利を5.75%に据え置くとの見方がコンセンサスとなっている。よって、事前予想通り据え置きとなれば、市場の関心はその際に発表される声明に集まりそうだ。
原 油価格の急落を受け、今月21日に発表された南ア12月消費者物価は前年比+5.3%と予想(+5.5%)を下回る伸びとなり、4カ月連続でSARBのイ ンフレ目標(年3~6%)内に収まった。
一方、前回の理事会では鉱山ストの影響などにより、2014年の経済成長率予想が引き下げられている (+1.5%→+1.4%)。昨年後半まではインフレ抑制を目的にSARBが利上げを実施する可能性が取り沙汰されていたが、足元のインフレ圧力が落ち着 いたことで、利下げを行う選択肢も浮上している。
今回の声明で利下げの可能性について言及すれば、南アの景気刺激が期待され、ランド/円が買われる可能性がある。その場合は昨日以降上値を抑えている20日移動平均線(本稿執筆時点では10.220円)突破が試されよう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
本日は南アフリカで金融政策の発表が予定されており、事前予想では政策金利を5.75%に据え置くとの見方がコンセンサスとなっている。よって、事前予想通り据え置きとなれば、市場の関心はその際に発表される声明に集まりそうだ。
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2015-01-29 18:15