日経平均は182円高スタート、好業績銘柄への買い目立つ
30日の日経平均株価は前日比182円52銭高の1万7788円74銭で寄り付いた。米国株高を好感した買いが先行した。1ドル=118円台前半とやや円安が進んだことも支援材料。国内企業の決算発表が本格化しており、個別では業績を材料にした売り買いが目立っている。
個別では、15年3月期業績予想を上方修正したフォスター電機 <6794> やアドバンテスト <6857> が買い気配スタート。15年3月期第3四半期で増収増益を確保した東芝 <6502> も上昇している。15年9月期第1四半期で大幅増益のサイバーエージェント <4751> も買いを集めた。期末配当予想を上方修正した田岡化学工業 <4113> なども高い。
半面、アリババ株の急落を背景に、同社に出資するソフトバンク <9984> は売りが先行した。15年3月期第3四半期で営業益47%減のEIZO <6737> 、14年12月中間期で最終赤字に転じたボルテージ <3639> 、15年12月期で経常減益を見込んだバリューコマース <2491> なども下落している。
きょうは商船三井 <9104> 、川崎汽船 <9107> 、日本郵船 <9101> 、エーザイ <4523> 、味の素 <2802> 、JFEホールディングス <5411> などのほか、引け後は住友重機械工業 <6302> 、富士通 <6702> 、ホンダ <7267> 、JR東日本 <9020> 、日本航空(JAL) <9201> 、ANAホールディングス <9202> 、東京電力 <9501> などが15年3月期第3四半期の決算を発表する予定。(編集担当:宮川子平)
30日の日経平均株価は前日比182円52銭高の1万7788円74銭で寄り付いた。
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2015-01-30 09:00