オープンで開放的な中国人が日本人と同じく苦手とするものとは?

中国人はとにかくオープンで開放的です。考え方は極めて大陸的ですから、小さな事は気にしない。何か問題が起こりそうでも、「まあ、問題が起こったらその時に考えれば大丈夫だよ」と極めておおらかなのが中国人の一般的な気質です。
声も大きくて、とにかくよくしゃべりますので、日本人の持つ繊細さとは対局にいるような人たちなのですが、「あること」に関しては日本人と同じように苦手だと言いますので、面白くなってしまいます。
■中途半端な知り合いとのコミュニケーションは苦手
例えば職場での「何となくの顔見知り」の人がいたとします。その人と偶然同じ飛行機に乗り合わせ、席も隣になったとしたら。
私達日本人は、こう考えますよね?
「ああ、嫌だなあ。飛行機が着くまで話題探して頑張って会話しないとならない。面倒くさいな」
筆者はこのように考えるのは、お互いに気配りをすることを美徳とする日本人ゆえの感覚だと思っていたのですが、どうもそれは中国人にも該当する事のようなのです。
■むしろ日本人より苦手?
過日、中国人の知り合いと一緒に移動をしていると、なんだか急に身を潜めるような態度になった中国人の知り合い氏。「どうしたのか?」と聞くと、「変に知ってる奴がいるから、挨拶とかするの面倒くさいからやり過ごしてしまいたいんだ」と思わぬ答えが返ってきたのでした。
中国人はとにかくお喋りが大好きで、「エブリバディフレンド」といった具合に誰とでも気さくに話をします(というか、日本人にはそのように見えます)。ですが、それは極めて表面的なもので、内心は「家族か友達以外とは可能な限り話も挨拶(あいさつ)だってしたくない。だって、なんとなく気まずいから」というのが本音なのだそうです。その知り合い氏が特別引っ込み思案なわけではなく、複数の中国人に同様の質問をしたところ、同じような回答が返ってきました。
コミュニケーションの達人のように見える中国人ですが、「中途半端に知っている人」に対するコミュニケーションは我々日本人よりも、どうやら苦手なようです。(執筆者:高橋 亮 提供:中国ビジネスヘッドライン)
中国人はとにかくオープンで開放的です。考え方は極めて大陸的ですから、小さな事は気にしない。何か問題が起こりそうでも、「まあ、問題が起こったらその時に考えれば大丈夫だよ」と極めておおらかなのが中国人の一般的な気質です。
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2015-01-30 10:30