日経平均は125円安、先物売りに押されて軟化

 23日の日経平均株価は前日比125円07銭安の1万5695円89銭と3営業日ぶり反落して引けた。  前場は為替相場の落ち着きもあって買いが先行し、日経平均は上値を試したが、後場になると先物へのまとまった売りに押されてマイナス圏へ沈んだ。売り一巡後には下げ渋る場面もみられたが、再び先物への売りが観測されると押し返され、日経平均は引けにかけて下値を探った。円が対主要通貨で強含んだことも相場の重しになったようだ。  個別では、14年2月期業績予想を下方修正したアダストリアホールディングス <2685> がストップ安を付け、値下がり率トップになった。14年3月期業績予想を下方修正したワイ・イー・データ <6950> や、14年3月期第3四半期で最終赤字幅が拡大した安川情報システム <2354> も安い。13年12月期業績予想を下方修正したGMOクラウド <3788> も軟調。新興市場では、グリムス <3150> 、省電舎 <1711> など省エネ関連銘柄の一角も利益確定売りに押された。  半面、新工場の建設を発表した第一工業製薬 <4461> は急動意し、ストップ高を付けた。14年3月期業績予想を上方修正した日本航空電子工業 <6807> も急伸。日本電産 <6594> なども買われた。リンガーハット <8200> による買収が報じられたハチバン <9950> や、13年12月期業績予想を上方修正したエプコ <2311> はストップ高配分され、ボルテージ <3639> 、メック <4971> 、星光PMC <4963> などは連日で急騰した。(編集担当:宮川子平)
23日の日経平均株価は前日比125円07銭安の1万5695円89銭と3営業日ぶり反落して引けた。
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2014-01-23 14:30