【本日注目の通貨ペア】カナダドル/円:原油下落前の11月GDPに注目

 カナダ/円は、昨年12月に106.496円まで上昇して6年ぶりの高値を付けたが、その後大きく値を下げており、昨日は昨年10月以来の安値となる93.308円まで下落した。本日も93.30円台の安値圏で推移しており、昨年10月安値(92.889円)の更新を窺う動きとなっている。  原油価格の下落とそれに伴うインフレ率の低下からカナダ中銀が利下げに踏み切り、さらに追加利下げの構えを見せている事がカナダドルを圧迫している。  本日発表される加11月国内総生産(GDP)は、前月比横ばい(±0.0%)が見込まれているが、万一マイナスに落ち込めばカナダドル売りに拍車がかかる可能性がある。原油価格の下落が鮮明となった昨年12月以降はGDPの落ち込みが見込まれるだけに、11月の段階で既に景気下押し圧力がかかり始めていたとすれば、追加利下げ観測を補強する材料となろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
カナダ/円は、昨年12月に106.496円まで上昇して6年ぶりの高値を付けたが、その後大きく値を下げており、昨日は昨年10月以来の安値となる93.308円まで下落した。本日も93.30円台の安値圏で推移しており、昨年10月安値(92.889円)の更新を窺う動きとなっている。
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2015-01-30 18:15