日経平均は116円安で取引終了、売り一巡後も戻り限定的

 2日の日経平均株価は前週末比116円35銭安の1万7558円04銭と反落して取引を終えた。  米14年10-12月期GDP(国内総生産)が予想を下回ったことで米国株が下落し、日本市場でもリスク回避の売りが先行。日経平均は下げ幅を一時210円超に拡大した。ドル・円が下げ渋ったため日経平均も下げ幅を縮めたが、後場は様子見ムードのなか戻りの限られた展開が続いた。  個別では、15年3月期第3四半期の営業利益が市場コンセンサスを下回った日本ガイシ <5333> が急落。セイコーエプソン <6724> も売りが先行した。通期の最終損益予想を下方修正した関西電力 <9503> や純利益予想を下方修正した中部電力 <9502> が軟調に推移するなど電力株への売りも目立った。15年3月期業績予想を下方修正した日本デジタル研究所 <6935> なども安い。  半面、15年3月期の純利益予想を上方修正した富士通 <6702> や売上高予想を上方修正したオークマ <6103> は上昇した。第3四半期で純利益92%増の住友化学 <4005> も堅調。台湾ザイラックスとの資本・業務提携を発表したオンキヨー <6628> は一時ストップ高を付け、法執行機関向けに人工知能搭載システムの実証実験を開始と発表したUBIC <2158> もストップ高を演じた。(編集担当:宮川子平)
2日の日経平均株価は前週末比116円35銭安の1万7558円04銭と反落して取引を終えた。
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2015-02-02 15:00