クボテックはストップ高、外径2mのCFRP製フライホイールを開発

 クボテック <7709> は3営業日ぶりに急反発し、午前9時11分に80円ストップ高の350円を付けた。2日、大径CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製フライホイールの開発に成功したと発表した。外径は2メートルでCFRP製としては世界最大級。従来はコスト面などで外径1メートル前後が限界だったが、炭素繊維の織り方を工夫することで製造方法を確立した。  フライホイール蓄電システムは劣化のない「蓄電池」として幅広い用途で活躍が期待されている。太陽光や風力などの不安定な発電システムと組み合わせて電力系統を安定化させるといった用途や、鉄道システムの電力有効利用などにも役立つ。  大径CFRP製フライホイールは、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「次世代フライホイール蓄電システム」開発の一環としてクボテックが開発・製作した。システム全体の開発は古河電気工業 <5801> などと共同で実施している。(編集担当:宮川子平)
クボテックは3営業日ぶりに急反発し、午前9時11分に80円ストップ高の350円を付けた。
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2015-02-03 09:45