日経平均は222円安で取引終了、円上昇など受けて後場から下げ足速める

 3日の日経平均株価は前日比222円19銭安の1万7335円85銭と大幅続落して取引を終えた。米国株高を好感した買いが先行したものの上値は限られ、次第に軟化した。豪州中央銀行が利下げを発表したことで豪ドル・円が下落。円は対主要通貨で強含み、日経平均も後場から下げ足を速めた。10年債入札結果が不調と伝わったことが投資家心理を悪化させた要因との見方もあった。  個別では、15年3月期業績予想を据え置いたことで東ソー <4042> が利益確定売りに押され、ミネベア <6479> は業績予想を上方修正したものの純利益予想が市場コンセンサスに届かず、売りが優勢となった。15年3月期業績予想を上方修正したが市場コンセンサスを下回ったことが嫌気されたIHI <7013> も軟調。15年3月期の最終損益予想を下方修正したトヨタ紡織 <3116> は後場急落した。  半面、外径2mのCFRP製フライホイールを開発したクボテック <7709> はストップ高。15年3月期第3四半期で2ケタ増収増益を達成したセントラル硝子 <4044> も物色された。15年3月期の業績および配当予想を上方修正したトーカロ <3433> も堅調。国際石油開発帝石 <1605> はWTI先物が時間外で上昇したことが買い材料視されたようだ。(編集担当:宮川子平)
3日の日経平均株価は前日比222円19銭安の1万7335円85銭と大幅続落して取引を終えた。
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2015-02-03 15:00