ソニー、通期業績予想を上方修正、デバイス分野など好調で営業黒字予想に
ソニー <6758> は4日引け後、15年3月期第3四半期の業績見通しを開示し、同時に通期業績予想を上方修正した。
通期の売上高を7兆8000億円から8兆円(前期比3.0%増)、営業損益を400億円の赤字から200億円の黒字(同24.5%減)に修正。最終赤字は2300億円から1700億円(前期は1284億円の赤字)と従来予想よりも縮小する。デバイス分野において、イメージセンサーの売上高が想定を上回る見込み。映画分野ではサイバー攻撃に関連する調査および復旧のための費用を織り込んでいる。第4四半期の前提為替レートは1ドル=118円前後、1ユーロ=133円前後。
第3四半期の売上高は前年同期比6.3%増の6兆2692億円、営業利益は同17.5%増の1625億円、最終赤字は201億円(前年同期は98.8億円の黒字)になる見通し。
同社は4日に3Q決算を発表する予定だったが、サイバー攻撃に伴う大規模なネットワーク・ITシステム障害の影響で決算業務を完了させることができず、発表を延期している。3月31日までに公表する予定。
4日終値は71.5円高の2769円。(編集担当:宮川子平)
ソニーは4日引け後、15年3月期第3四半期の業績見通しを開示し、同時に通期業績予想を上方修正した。
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2015-02-04 16:00