「東京都」が「ソウル市」に技術協力・・・「道路陥没対策」で合意=中国メディア

 中国メディアの中国新聞社は4日、韓国ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長が日本の道路陥没対策や下水道管理システムに学ぶため、1日から5泊6日の日程で日本を訪れ、視察を行ったと報じた。  記事は、パク・ウォンスン市長が2日午前、東京都文京区の地下鉄・春日駅付近で道路の視察を行ったと紹介。パク市長が視察した場所は2014年に直径2メートル、深さ40センチにわたって道路が陥没する事故が起きた場所だという。  続けて、東京の下水道システムはソウル市と似ているものの、ソウル市では毎年1000件も道路の陥没事故が起きていると紹介し、パク市長は「韓国より20年ほど進んだ東京の下水道管理システムに学び、ソウル市内の道路陥没事故の予防に活かす方針」と伝えた。  さらに、現場視察を終えたパク市長ら一行は、東京都と道路の陥没対応に関する技術協力で一致したとし、合意文書を交わしたことを紹介。続けて、東京都は今後、道路の陥没が発生する原因や調査方法、対応策や復旧技術などをソウル市に提供すると報じた。  記事は、ソウル市では過去5年間で発生した3119件の道路陥没事故のうち、2636件が破損した下水管が事故の原因だったとし、ソウル市は15年に2300億ウォン(約247億8250万円)を投じて老朽化した下水道の修繕を計画していると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中国新聞社は4日、韓国ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長が、1日から5泊6日の日程で日本を訪れ、視察を行ったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-02-05 10:15