キーウェアソリューションズは調整が一巡して反発の動き、今期営業増益を評価して出直りの流れ
システム開発のキーウェアソリューションズ <3799> (東2)の株価は調整局面が続いたが、足元では反発の動きを強めている。昨年9月高値からほぼ3分の1水準に到達して調整が一巡したようだ。今期(14年3月期)の営業増益を評価して出直りの流れが本格化しそうだ。
システム開発事業(公共システム開発、ネットワークシステム開発など)、総合サービス事業(システムインテグレーション、ITサービス、サポートサービスなど)、その他事業(機器販売など)を展開している。筆頭株主のNEC <6701> との連携によって医療分野や流通・サービス業分野へ事業領域を広げ、ERP関連やセキュリティ関連も強化している。
今期連結業績見通しは売上高が前期比7.8%増の176億円、営業利益が同11.9%増の6億円、経常利益が同0.8%増の5億30百万円、純利益が同9.2%減の5億30百万円としている。主要顧客のNEC、日本HP、JR関連を中心として、ネットワークシステム開発やシステムインテグレーションの受注が好調であり、プロジェクト管理徹底や事業構造改革の効果も寄与する。なお1月31日に第3四半期累計(4月~12月)の業績発表を予定している。
株価の動きを見ると、昨年9月高値2154円から反落後は水準切り下げの展開が続いたが、12月25日に付けた直近安値703円をボトムとして反発の動きを強めている。1月6日には980円まで戻す場面があり、その後も概ね900円~950円近辺で推移している。昨年9月高値からほぼ3分の1水準に到達し、証券優遇税制廃止に伴う需給不安も後退して調整が一巡したようだ。
1月23日の終値914円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円33銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS679円20銭で算出)は1.3倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ても13週移動平均線と26週移動平均線を回復する動きを強めている。調整が一巡して出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
システム開発のキーウェアソリューションズ<3799>(東2)の株価は調整局面が続いたが、足元では反発の動きを強めている。
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2014-01-24 09:30