アジアが「為替戦争」に突入 韓国の輸出型企業に打撃か=韓国華字メディア

韓国メディアの亜洲経済の中国語版は5日、為替の変動と原油価格の反発によって韓国経済が不安定になっていると伝え、さらに各国の中央銀行が利下げを行うなか、ウォン高が進みつつあると警戒感を示す記事を掲載した。
記事は、輸出に依存する韓国にとってウォン高は価格競争力の低下につながると指摘したほか、「資源の乏しい韓国は国内で使用する石油のほぼすべてを輸入に依存しており、為替と原油価格の変動は韓国経済にとって大きな影響を与える」と指摘した。
続けて、ニューヨーク原油先物価格が3日に53.05米ドル(約6233円)をつけ、1月28日の44.05米ドル(約5167円)に比べてすでに19.3%も上昇したと指摘、米国ではすでにシェールオイルの生産が減少しつつあるとし、「原油価格の反発は韓国経済の回復にとってマイナス」と論じた。
さらに、オーストラリアの中央銀行がこのほど利下げを行ったことを指摘、世界各国の中央銀行が相次いで利下げを行ったことを挙げ、「アジアが為替戦争に突入した」と指摘。これに対し、韓国現代経済研究院の分析を引用し、「原油価格の上昇は製造業のコスト上昇を意味し、さらに円安とウォン高によって韓国の輸出型企業は深刻な打撃を受けることになる」と論じた。
また記事は、韓国の中央銀行がこのほど原油価格の変動の影響を受け、利下げ圧力が高まっていると発表したことを伝え、多くの専門家から「韓国も為替戦争に加わる可能性がある」との見方があがっていると紹介。韓国の証券会社であるSK証券の関係者の話として「韓国の輸出が減少するにつれ、輸出価格の変動について注目が高まっており、世界的に為替が大きく変動するなか、韓国も利下げする可能性が高まっている」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディアの亜洲経済の中国語版は5日、為替の変動と原油価格の反発によって韓国経済が不安定になっていると伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
korea,economic,political
2015-02-06 10:30