中国高速鉄道は「人民の誇り」に・・・かつては批判の声も=中国メディア

 中国メディアの央广網は4日、北京市と上海市を結ぶ京滬高速鉄道は開業前、「巨額の赤字を出すに違いない」、「乗車率も低いはずだ」などといった批判の声が多かったとしつつも、京滬高速鉄道は開業からわずか3年で黒字化を達成したとし、今や高速鉄道は中国人にとっての誇りになったと論じた。  記事は、1978年にトウ小平氏が日本を視察し、新幹線に乗車した際、「飛ぶように走っている」、「中国も走る必要がある」と語ったと紹介。さらに、1978年当時において、海外の高速鉄道はすでに時速300キロメートルでの走行を実現していたにもかかわらず、中国の旅客列車の速度はわずか時速43キロだったと報じた。  続けて、中国の高速鉄道に対する取り組みが遅れた理由について、「技術的な問題ではなく、思想や認識の問題だった」と主張し、技術は学べば良いが、思想や認識は簡単には変わらないためだと指摘。  高速鉄道の導入に向けて、中国では「実用性より象徴性の高いものを作るべき」、「高速鉄道は投資額が大きすぎる」、「維持費も高く、財政の負担となる」といった反対の声が多かったと紹介、1990年に高速鉄道計画が提出され、2008年に着工されるまで論争は続き、11年の京滬高速鉄道の開業後も反対の声は根強かったと紹介した。  続けて、1つの国がどのような交通手段を発展させるかはその国の国情に合致するべきであり、将来を見据えて決めるべきだとし、中国が高速鉄道を選択したのは「国土が大きく、人口も多いため」と指摘、中国にとって高速鉄道は必須の交通手段だったと論じた。さらに、中国は高速鉄道の技術を短期間で吸収し、イノベーションも実現したとし、今や高速鉄道は中国人にとっての誇りになったと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Ping Han /123RF.COM)
中国メディアの央广網は4日、今や高速鉄道は中国人にとっての誇りになったと論じた。(イメージ写真提供:(C)Ping Han /123RF.COM)
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2015-02-06 12:30