日経平均終値は136円高と反発、GPIF運用を意識も雇用統計控えて伸び悩み
6日の日経平均株価は、前日比136円81銭高の1万7641円43銭と反発。大幅高で始まるも、伸び悩む展開となった。朝方は、米国市場の大幅上昇を好感して反発でスタート。その後は上げ幅を縮小したものの、後場に入ってからは徐々に戻り基調に転換。一時、1万7670円近辺まで上昇した。6日午前にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が運用委託先を発表しており、GPIF資金運用への期待感も支えとなった。ただ、今晩の米雇用統計や週末を意識して、後場は小動きに終始した。
個別では、LINEとの業務提携を発表したカカクコム <2371> や、米ツイッターの好決算が材料視されたデジタルガレージ <4819> などが上昇。15年3月期は発足以来初の最終黒字見通しとしたルネサスエレクトロニクス <6723> や、新作ゲームにプレイ動画共有サービスを搭載したアクロディア <3823> も買われた。
一方、15年3月期の利益半減予想が嫌気されたディー・エヌ・エー <2432> や、第3四半期の売上高が市場予想下ブレとなったレオパレス21 <8848> などが下落。減益決算が悪材料視された太陽誘電 <6976> や、15年3月期業績予想を下方修正したニコン <7731> も売られた。
業種別では、不動産、鉄鋼、その他金融などが上昇。一方、水産・農林、保険、空運などは上昇した。(編集担当:松浦直角)
6日の日経平均株価は、前日比136円81銭高の1万7641円43銭と反発。
japan,economic
2015-02-06 14:45