中国人観光客は「福の神」 世界各国で争奪戦!=中国メディア

 中国メディアの広州日報は4日、中国人観光客による消費を取り込むべく、日本を始めとする世界各国で中国人観光客の争奪戦が繰り広げられていると論じる記事を掲載した。  記事は、世界各国が中国人の“消費力”に驚いていると伝え、中国人観光客という「福の神」を取り込むべく、さまざまな取り組みを行っていると紹介。  パリ市内の高級百貨店では「まるで中国国内で買い物をしているかのように」、中国人スタッフが中国人観光客の買い物をサポートしてくれると紹介し、さらに日本の家電量販店でもショッピング時におけるトラブルを解決してくれる中国人ガイドが常駐していると紹介した。  続けて、国連の統計を引用し、2012年に中国人の海外での消費額は1020億米ドル(約11兆9500億円)を超えて世界一になったことを紹介、今なお中国人観光客は世界各国でその“消費能力”の高さを証明し続けていると主張。米国では中国人観光客が一度の旅行で消費する額は6000米ドル(約70万円)に達するとし、英国では1600ポンド(約28万7000円)、ドイツでは2500ユーロ(約33万5000円)に達するほか、ほとんどの国と比べ米国での消費額は約3倍にあたると伝えた。  また記事は、中国人観光客の消費を取り込むべく、各国でさまざまな取り組みが行われていることを紹介。伝統的に日曜日は商業活動が行われていないフランスにおいて、中国人観光客の買い物に便宜をはかるため日曜日の店舗営業が国会で議論されたと紹介。  そのほか、パリの百貨店では中国人が購入した大量の商品をホテルに送るサービスが行われているほか、ハワイでは一定額の買い物をした場合は、商品を指定された中国国内の住所に送るサービスも行われていると紹介し、世界で中国人の消費を取り込む動きが加速しているとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(写真は広州日報の4日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの広州日報は4日、日本を始めとする世界各国で中国人観光客の争奪戦が繰り広げられていると論じる記事を掲載した。(写真は広州日報の4日付報道の画面キャプチャ)
china,economic,travel,industry
2015-02-06 15:15