日経平均は141円高スタート、円安進行で買い先行

 9日の日経平均株価は前週末比141円81銭高の1万7790円31銭で寄り付いた。ギリシャ国債の格下げを背景に欧米株は下落したものの、米1月雇用統計が予想を上回ったことでドル・円が上昇したため、日本市場では買いが先行した。  個別では、15年3月期の業績・配当予想を上方朱末井した日本写真印刷 <7915> が堅調。15年3月期業績予想の上方修正や株主優待制度の導入を発表した日精樹脂工業 <6293> も物色されている。15年3月期業績予想を上方修正した大末建設 <1814> 、15年12月期で大幅増収増益を見込んだアトラ <6029> などは買い気配となった。  半面、15年3月期業績予想を下方修正したピーエス三菱 <1871> や15年3月期第3四半期決算の発表を延期した江守グループホールディングス <9963> は売り気配スタート。15年9月期第1四半期で大幅な減収減益になったディア・ライフ <3245> もさえない。  きょうは引け後に住友金属鉱山 <5713> 、ダイキン工業 <6367> 、日産自動車 <7201> などが15年3月期第3四半期の決算を発表する予定。(編集担当:宮川子平)
9日の日経平均株価は前週末比141円81銭高の1万7790円31銭で寄り付いた。
japan,economic
2015-02-09 09:15