中国の「設備製造業」 輸出が目覚ましい成長=中国メディア

 中国メディア・人民日報は8日、中国の設備製造業輸出が目覚ましい成長を遂げており、国家発展改革委員会が6日に発表したデータでは、2014年の鉄道車両の輸出額が約40億米ドル(約4753億円)に達し、世界シェアの10%を占めたことが明らかになったと報じた。  記事は、14年中国の設備製造業輸出額が2兆1000万元(約40兆円)となり、全製品輸出収入の17%を占めたことを紹介。中国の設備製造業は2009年に米国を抜いて以降“世界一”の座を守り続けており、自動車、船舶、工作機械、発電設備、建機などの生産規模がいずれも世界の上位にあるとした。  そのなかでも、鉄道技術設備が「世界進出」戦略の先導者であるとし、14年に中国が参加した国外の鉄道建設プロジェクトが348項目と前年に比べて113項目増加、鉄道車両輸出額も01年の8000万米ドル(約95億円)足らずから14年には37億4000万米ドル(約4456億円)へと増加し、輸出全体を大きく上回る年平均34.7%の成長ペースを記録したことを伝えた。  また、エネルギー関連の設備製造業も中国にとっての「新たな名刺」になったとし、原子力発電の関連企業がフランスや英国で十分な協力成果を挙げたほか、中国国有企業である中国能源建設集団の広東電力設計研究院が2007年以降40あまりの海外プロジェクトを契約したことなどを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・人民日報は8日、2014年の鉄道車両の輸出額が約40億米ドルに達し、世界シェアの10%を占めたことが明らかになったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-02-09 10:00