「韓国車」は蔑まれていたのに・・・なぜ大きな進歩を遂げた?=中国メディア

中国メディアの捜狐汽車は7日、中国人がかつて「棒子車」と呼んで蔑んでいた韓国メーカーの自動車は今や中国国内の至る場所で見かけることができるとし、韓国車はなぜわずか10年ほどで大きな進歩を遂げることが出来たのだろうかと論じた。
記事は、韓国の自動車作りは「日本車の模倣からスタートしたのが事実だ」とし、外観から内装、動力面にいたるまで、韓国車は何から何まで日本車に学んだと紹介。さらに、韓国メーカーは日本車を購入して分解し、1つ1つの部品から模倣するリバース・エンジニアリングを行っていたと報じた。
続けて、模倣で成長したブランドはオリジナルを超えることはできないとし、「韓国メーカーには基幹技術がなく、自動車をゼロから作った経験がなかったため、ほかから学び続けるしかなかった」と指摘した。
さらに記事は、当初の韓国車の強みといえば安価であることだけだったとし、かつての中国市場においては韓国メーカーは展開する車種も少なかったが、それでも海外ブランドということで一定の支持を獲得することに成功したと紹介。
特に現代自動車の「エラントラ」は落ち着きのある外観と優れたコストパフォーマンスによって販売台数を伸ばしたと指摘。現代自動車と北京汽車の合弁企業である北京現代から発売されたエラントラは当初、北京市のタクシー市場でシェアを伸ばし、その後、一般消費者に浸透したとし、韓国車は徐々に中国市場で足場を固めることに成功したと論じた。
さらに記事は、現代自動車が優秀なデザイナーを迎え入れてから大きな発展を遂げたとしつつも、「韓国車の強みはデザインではなく、やはりコストパフォーマンスの高さだ」と指摘し、同じ価格帯の自動車に比べ、韓国車は快適性や安全性が高いと指摘し、「お得な値段で中国人のメンツを立たせてくれるという、中国人独特の消費心理を見事に捉えている」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの捜狐汽車は7日、韓国車はなぜわずか10年ほどで大きな進歩を遂げることが出来たのだろうかと論じた。(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
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2015-02-09 14:00