中国、全国地方政府が15年経済成長「鈍化の見通し」・・・成長目標でチベット横ばい、上海未発表以外はすべて「引き下げ」

中国新聞社によると、中国の31の省クラス行政区画(含、中央直轄市・民族自治区。以下同じ)は9日までに2015年の経済成長目標を発表した。29省までが、2014年に比べ、目標数値を引き下げた。
上海市は2014年に経済成長目標を7.5%としていた。1月23日発表の速報値では7%増だった。2015年については発表していない。
その他の30省は15年分の経済成長目標をすべて発表したが、チベット自治区が2014年が「1.2%前後」、15年が「1.2%」と、ほぼ横ばいの目標を設定した以外、29省すべてが目標値を引き下げた。
引き下げが最も大きかったのは14年の9%前後から15年は6%前後と、3ポイント引き下げた山西省と遼寧省。甘粛省も14年の11%前後から15年の8%前後と、3ポイント引き下げた。
広東省は14年の8.5%から15年は7.5%に、北京市は7.5%前後から7%前後に、江蘇省は9%前後から8%前後に、浙江省は8%前後から7.5%前後と、経済的な先進地域では目標値の引き下げ幅が1ポイント以下の例が多い。
逆に、山西、遼寧、甘粛の3省が引き下げ幅が3ポイントに達した以外にも、黒龍江、貴州、青海、雲南、広西チワン族自治区、新疆ウイグル自治区、寧夏回族自治区が引き下げ幅が2ポイント以上と、経済面で遅れている地域の引き下げが目立った。
天津市は中央直轄市では唯一、14年の成長目標が11%、15年は9%前後と、引き下げ幅が2ポイントに達した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)
中国新聞社によると、中国の31の省クラス行政区画(含、中央直轄市・民族自治区。以下同じ)は9日までに2015年の経済成長目標を発表した。29省までが、2014年に比べ、目標数値を引き下げた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-02-09 18:45