[ベトナム株]ホーチミン~ロンタイン~ザウザイ間高速が開通
ホーチミン~ロンタイン(東南部ドンナイ省)~ザウザイ(同)間高速道路が8日、全線開通した。同日に開通式が開催され、グエン・タン・ズン首相やディン・ラ・タン交通運輸相らが出席した。同高速道路はベトナムで最も近代的な高速道路として高く評価されている。
同高速道路は2009年に着工され、開通時期は当初計画より約1年早まった。これはハノイ市からメコンデルタ地方カントー市まで24省・市を通過する南北高速道路(全長1811km)の一部となっており、全長は55km。同高速道路への投資総額は20兆6300億VND(約1140億円)に上り、日本の国際協力銀行(JBIC)や国際協力機構(JICA)などの支援を受けた。
ベトナム高速道路開発投資総公社(Vietnam Expressway Corporation=VEC)によると、同高速道路の開通により、ホーチミン市から東南部バリア・ブンタウ省までの走行距離は従来の120kmから95kmとなり、移動時間は現在の2時間30分から1時間20分に短縮される。また、ホーチミン市からザウザイまでの区間も、走行距離は70kmから50kmに、移動時間は3時間から1時間に短縮される。このほか、国道1号線や国道51号線の渋滞の解消にも繋がるものと期待されている。
ズン首相は開通式で、同高速道路は社会・経済の発展において重要な意味を持つとした上で、雇用の創出や住民の生活改善に貢献するほか、安全保障や国防の確保にも寄与すると述べた。
なお、同高速道路が開通したことで、これまでに全国で建設された高速道路の全長は約580kmとなった。更に、2015年末までにハノイ~ハイフォン(紅河デルタ地方ハイフォン市)間高速道路及びラオカイ(西北部ラオカイ省)~ドンフン国境ゲート(中国)間高速道路が完成すれば、全国の高速道路は全長700kmに及ぶことになる。(情報提供:VERAC)
ホーチミン~ロンタイン(東南部ドンナイ省)~ザウザイ(同)間高速道路が8日、全線開通した。同日に開通式が開催され、グエン・タン・ズン首相やディン・ラ・タン交通運輸相らが出席した。同高速道路はベトナムで最も近代的な高速道路として高く評価されている。
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2015-02-09 18:45