下落する原油価格 「日本の経済成長に有益」と世銀=中国メディア

中国メディアの新浪財経は6日、世界銀行のアクセル・ヴァン・トロッツェンバーグ(Axel van Trotsenburg)東アジア・大洋州地域総局副総裁が、原油価格の下落は日本経済の成長にとって有益だと論じたことを紹介した。
記事は、日本では原油価格の下落によってエネルギー輸入コストの低下につながり、所得増加および消費者の購買力上昇につながると主張し、2015年の日本経済の成長率は2.1%前後まで上昇する可能性があると論じた。
続けて、原油価格の下落はもともと、米国における原油供給の増加と原油生産における世界的な政治的リスクの低下などの要因によって起きたとし、少なくとも15年内は原油価格は低迷を続ける見通しだと伝えた。
さらに、日本を含めたアジアの大半の国にとって原油価格の下落は「有益」であるとし、アジア各国で経済成長につながると指摘。
続けて記事は、世界銀行の報告を引用し、原油価格の下落は日本の所得の伸びを抑えていた要因を打ち消し、消費者の購買力上昇に寄与すると分析。15年の日本の経済成長率は2.1%前後となり、16年は1.6%前後になる見込みだと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの新浪財経は6日、世界銀行のアクセル・ヴァン・トロッツェンバーグ(Axel van Trotsenburg)東アジア・大洋州地域総局副総裁が、原油価格の下落は日本経済の成長にとって有益だと論じたことを紹介した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-02-10 08:45