日経平均は49円安で寄り付く、欧米株安や円の下げ一服で
10日の日経平均株価は前日比49円26銭安の1万7662円67銭で寄り付いた。ギリシャ財政への懸念もあり、欧米株の下落や円の下げ一服を背景に売りが先行した。日本市場は祝日を挟むため、様子見ムードも広がっている。
個別では、15年12月期の赤字予想や株主優待制度の廃止を発表したニッセンホールディングス <8248> 、15年3月期利益予想を下方修正したイノテック <9880> 、15年3月期で無配に転じる見込みになったワタミ <7522> などが売り気配となった。業績予想および配当予想を下方修正したナック <9788> も軟調。
半面、15年8月期業績予想を上方修正したマルマエ <6264> は買いを集めている。15年3月期業績予想を上方修正した日産自動車 <7201> が上昇し、15年3月期第3四半期の決算や株主優待制度の導入を発表した日産車体 <7222> なども堅調。
きょうは取引時間中に清水建設 <1803> 、大林組 <1802> 、鹿島 <1812> 、大成建設 <1801> などが、引け後にソフトバンク <9984> 、住友大阪セメント <5232> 、太平洋セメント <5233> 、三菱マテリアル <5711> 、セイコーホールディングス <8050> などが15年3月期第3四半期の決算を発表する予定。(編集担当:宮川子平)
10日の日経平均株価は前日比49円26銭安の1万7662円67銭で寄り付いた。
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2015-02-10 09:15