中国市場の日系車は「値下げ」するべき=中国メディア

 中国メディアの捜狐汽車は6日、世界的に鉄鋼やゴムといった原料価格が下落しているとし、「円安も進んだ今、中国自動車市場で日系車は値下げを行うべきではないか」と論じる記事を掲載した。  記事は、米メディアのブルームバーグの発表を引用し、世界的に鉄鋼やゴムといった原材料価格が下落していると伝え、自動車の原価にかかわる冷延鋼板は昨年に比べて13%、ゴムは11%ほど下落していると指摘、「原材料価格の下落によってトヨタの業績は上昇している」と主張した。  さらに、香港の投資ファンドのアナリストによる分析を引用し、原材料価格は今年も低迷し、自動車生産のコストは下落を続けると伝え、「自動車メーカーの利益はさらに上昇する余地がある」と紹介。  また、中国国内の日系メーカーにおいては原材料価格の下落のほかに、日本から輸入する自動車部品のコスト減少につながる円安という要素もあると指摘し、「中国自動車市場で値下げを行うだけの原資があるはずだ」と主張した。  さらに、2014年における中国自動車市場の日系メーカーの市場シェアは前年比で減少したと指摘し、日系メーカーは販売台数を伸ばす必要もあるはずだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの捜狐は6日、「円安も進んだ今、中国自動車市場で日系車は値下げを行うべきではないか」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,japan,resource
2015-02-10 10:15