日経平均は59円安と反落、引けに下げ渋りTOPIXはプラス転換
10日の日経平均株価は前日比59円25銭安の1万7652円68銭と3営業日ぶりに反落して取引を終えた。欧米株の下落や円安一服を背景に売りが先行し、先物への断続的な売りに押されて下げ幅を160円超に拡大。日本市場は祝日を挟むことから見送りムードが強まって戻りの鈍い展開が続いたが、引けにかけて下げ渋り、TOPIXはプラスに転じた。
個別では、15年3月期業績予想の下方修正で最終赤字幅が拡大する見通しになったワタミ <7522> が急落し、15年3月期利益予想を下方修正したイノテック <9880> も軟調。ダイキン工業 <6367> は15年3月期業績予想を据え置いたことで目先の材料出尽くし感から売りが優勢となった。15年12月期で赤字継続を見込んだニッセンホールディングス <8248> も安い。15年3月期利益見通しを引き下げた河合楽器製作所 <7952> は後場から急落した。
半面、15年3月期第3四半期で利益が通期計画を超過した鹿島 <1812> は買いが優勢となった。15年3月期業績予想を上方修正した日産自動車 <7201> も堅調。株式分割や配当予想の上方修正を発表した浜松ホトニクス <6965> も高い。15年3月期業績予想の上方修正で最終増益に転じた東和薬品 <4553> も物色された。(編集担当:宮川子平)
10日の日経平均株価は前日比59円25銭安の1万7652円68銭と3営業日ぶりに反落して取引を終えた。
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2015-02-10 15:00