日経平均は246円高スタート、ドル円120円突破を好感
祝日明け12日の日経平均株価は前営業日比246円72銭高の1万7899円40銭で寄り付いた。ドル・円が120円台まで上昇したことを好感し、大幅に反発してスタート。欧州連合(EU)のギリシャに対する救済プログラムの延長が伝わったことも市場心理を好転させた。また、朝方発表された14年12月の国内機械受注が市場予想を大幅に上回る結果となったことも支援材料となっている。日経平均は1万8000円台に到達できるかどうかが注目。
個別では、第3四半期累計は営業利益12%増となった三井不動産 <8801> や、北欧のネットワークカメラ大手を買収するキヤノン <7751> などが上昇。第3四半期決算と自己株式の取得・消却を発表した丸井グループ <8252> や、微生物によるウレタンのリサイクル技術を開発した日本プラスト <7291> も買われている。第3四半期累計で売上高が約4割増となったUBIC <2158> も高い。
半面、前期は97億円の最終赤字で着地した昭和シェル石油 <5002> や、子供向け玩具の不調などで通期の最終赤字予想を拡大したタカラトミー <7867> などが売り優勢。海外での苦戦を背景に通期業績予想を下方修正したサンリオ <8136> も安い。(編集担当:松浦直角)
祝日明け12日の日経平均株価は前営業日比246円72銭高の1万7899円40銭で寄り付いた。
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2015-02-12 08:45