日本プラストは急反発、微生物によるウレタンのリサイクル技術を開発

 日本プラスト <7291> は急反発。朝方には101円高(11.02%高)の1017円を付け、1月29日以来約2週間ぶりに4ケタを回復した。  10日、国立大学法人帯広畜産大学との共同研究により、世界で初めてウレタンを微生物分解でリサイクル可能な状態にする技術を開発したと発表した。これまでウレタン廃棄物はサーマル燃料や埋立処理されていたが、微生物分解で微細空洞を形成することで粉砕が容易となり、リサイクル可能な状態にできるという。  今後は微生物分解後のウレタンを、主力製品の自動車用ハンドルの製造過程で再利用するほか、微細空洞形成による吸音特性や給水特性などを活かした新規製品の開発を目指す。  なお、10日は15年3月期第3四半期の決算も発表した。売上高は前年同期比0.9%増の876億8000万円、営業利益は同14.4%増の18億7000万円だった。通期業績予想は売上高1230億円(前期比5.3%増)、営業利益35億円(同2.4倍)を据え置いている。(編集担当:宮川子平)
日本プラスト <7291> は急反発。朝方には101円高(11.02%高)の1017円を付け、1月29日以来約2週間ぶりに4ケタを回復する場面があった。
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2015-02-12 10:30