先週に強気の上方修正を行った銘柄は＝金山敏之

　先週も数多くの企業が決算発表を行いましたが、業績予想の上方修正に踏み切る企業も少なからずみられます。こうしたなか４日の投資のヒントでは１月中に決算を発表した企業のなかからコンセンサス予想を上回る修正を行った銘柄を取り上げましたが、今回は先週に決算を発表したＴＯＰＩＸ５００採用の３月期決算企業を対象にコンセンサス予想を上回る強気の上方修正に踏み切った銘柄をピックアップしました。 　そのなかで特に上方修正された会社予想がコンセンサス予想を大きく上回ったのが帝人 <3401> やイビデン <4062> 、日新製鋼 <5413> などで、帝人とイビデンの株価は４％を超える上昇となりました。また、日新製鋼は未定としていた配当予想を前期から２５円引き上げた４０円と発表したこともあって株価が２割近い上昇をみせています。さらにコンセンサス予想を小幅に上回る上方修正を行った三菱地所 <8802> の株価も２％超の上昇となりました。（執筆者：金山敏之　マネックス証券シニア・マーケットアナリスト　編集担当：サーチナ・メディア事業部）