日経平均は87円安スタート、軟調なドル円を嫌気

 13日の日経平均株価は前日比87円62銭安の1万7892円10銭で寄り付いた。軟調に推移するドル・円や、きのう大幅高となったことの反動から下落してスタート。米国では3連休を控えていることや、夕方に欧州GDP速報値の発表があることから動きにくさも意識される。一方で、ウクライナの停戦合意で米国市場が堅調となるなど、外部環境の改善を背景に底堅い展開となるかが注目される。  個別では、通期業績予想を一転最終赤字としたサニックス <4651> や、通期の最終損益予想が赤字転換となったアイロムホールディングス <2372> などが売り優勢。大手証券が投資判断を引き下げた日揮 <1963> やマツダ <7261> なども売られている。  半面、15年12月期は純利益3.4倍目指すとしたラオックス <8202> や、前期はネット金融などの好調で純利益64.6%増となった楽天 <4755> などが上昇。通期は純利益3.1倍となる見通しの富士機械製造 <6134> や、通期業績を増益見通しに転換した平田機工 <6258> なども買い優勢となっている。(編集担当:松浦直角)
13日の日経平均株価は前日比87円62銭安の1万7892円10銭で寄り付いた。
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2015-02-13 09:00